上人ケ浜公園プロジェクトのキックオフ記者会見と地鎮祭が10日午前10時、現地で行われた。整備運営事業者に選定されたは、株式会社TKP(河野貴輝代表取締役社長、東京都)。
別府市は、同公園内にあった別府海浜砂湯の拡張工事をきっかけに、民間活力を活用したパークPFIで周辺整備を含めた事業者を公募した。TKPは、砂湯スペースを今までの2倍にし、イベント広場、バーベキューエリア、宿泊コテージ、ワークショップスペース、フォトスポットなどを設置する予定にしている。総事業費は約15億円。
記者会見で、河野社長は「私の祖父母が上人に住んでいて、馴染みのある場所。会社は、貸会議室や貸ホール、宿泊施設の運営などをしていますが、ふるさとで何か事業が出来ないと考えてきました。別府市との協働事業として、素晴らしい空間を作っていきたい。これまで、再生をキーワードに事業をしてきたので、地元の眠っている資産をもっと活用できることろを整備し、新しい空間を作りたい。別府に来る動機付けをし、新しいコアとなる観光拠点施設にしたい。県内観光の最初の拠点になれば」と話した。
また、現在の松などを生かした遊歩道なども作る考えを示して「多くの地元住民の方が利用している公園なので、街灯なども設置して、より安全に安心に過ごせる癒しの場所にもしていきたい」とした。
引き続き、地鎮祭が行われた。今後、別府市とさらなる協議をしながら、来年夏頃の完成を目指す。