大分銀行太陽の家支店でロビー展

1枚の紙から折られたワシ、クジラ、
ペンギン、ネコ、キリン、ウシなどの作品

 1972年にウクライナで生まれ2022年にロシアとウクライナの戦争勃発で日本に避難し「社会福祉法人太陽の家」で就労しているコバレンコ・バディムさんの折り紙作品展が6月30日まで、大分銀行太陽の家支店ロビーで開催されている。
 コバレンコさんは、2歳(1974年)に聴覚に障害を負う。その後、ウクライナで19年間、薪工場に勤務しフォークリフトを操作しながら運搬作業に従事。2022年9月にウクライナからの避難民として来日。現在「太陽の家」で就労しながら、妻アンナさんを迎える準備をしている。ロシアとウクライナの戦争で、息子は従軍、妻アンナさんとはバラバラに避難。以前から日本文化に興味のあったコバレンコさんは日本への避難を希望し、現在に至る。
 折り紙歴は30年で、主にYoutubeを見て独学で学んだ。
 同支店には、どのようにして1枚の紙が折られて作られたか想像できないクジラ、ペンギン、ネコなどの動物を模した作品や、星や太陽、お面、幾何学模様などが展示されている。今回は大分銀行太陽の家支店での開催ということで「TAIYOUNOIE OOITABANK」と1文字ずつ立体的に折られた作品も並んでいる。
 時間のある来行者は珍しそうに作品を見ていた。