大分県高校総体に向けて元気届ける

食物科の生徒が作った
栄養バランスのよい食事を食べる部活生たち

 別府溝部学園高校(佐藤清信校長)は23日、食物科による高校生食堂「大分県高校総体エール飯」を行った。
 2年生29人が約150人分の食事を準備。毎年、味はもちろんだが、栄養バランスも考え、個人個人に合わせた配膳を行うなど工夫をしている。
 今回のメニューは、枝豆ととうもろこしの炊き込みご飯、塩こうじから揚げ、ほうれんそうと人参のナムル、野菜のスープ、みかんゼリー。から揚げは栄養を考えて塩こうじでもみこみ、付け合わせの野菜炒めも塩こうじを使用。野菜がたっぷり入ったコンソメスープで体を暖め、たくさんご飯が食べられるように炊き込みご飯にも工夫。
 バスケットボール部や卓球部、陸上部が試食室を訪れ、いっせいに食べ始めた。お昼の腹ペコの生徒たちはあっという間に平らげて「美味しかった」と笑顔だった。
 から揚げを担当した森仁志さん(15)は「コロナが5類になって初めての高校生食堂で、1年の時よりも量が沢山で大変でしたが、やり甲斐がありました。から揚げ担当として、色合いを気を付け、栄養面にも気を使いました」。
 卓球部の葛西雅之佑さん(17)は「はじめ高校生食堂を食べましたが、どれも味もよくて毎日でも食べたい。とても美味しく、元気が出ました。みんなで一丸となって高校総体で良い成績を残して、インターハイに行きたい」と話した。