バケツ稲づくりセットを寄贈

バケツを使ってお米づくりを体験するセットを寄贈した

 べっぷ日出農業協同組合(佐藤隆博代表理事組合長)は26日午前10時20分、別府市立南立石小学校(安部恵校長)を訪れて、バケツ稲づくりセット50セットを寄贈した。2020年から実施しているもので、別府市内8小学校、日出町内1小学校に計530セットを配布する。
 食育の推進や農業体験を通じて農業に興味を持ってもらうのが目的。田んぼ代わりのバケツにコシヒカリの苗を植えて、秋には収穫を行う。
 同小学校から安部校長、5年生(47人)を代表して「お米プロジェクトクラス代表」の川崎陽生さん(11)、松浦幸輝さん(10)、べっぷ日出農業協同組合から佐藤代表理事組合長、指導経済部営農企画経済課の平野慎一係長、総務部企画総務課の安部科子主任が出席。
 それぞれにバケツなどのセットを手渡した佐藤代表理事組合長が「皆さんがいつも美味しいお米を食べていると思います。田植えをして秋に収穫する経験が出来ればいいのですが、なかなか難しい。バケツで種を蒔いて稲を育てて秋に美味しいお米になるような稲のセットを持ってきました。大切に管理して美味しいお米が収穫できるように育てて下さい」とあいさつ。
 川崎さんが「バケツ稲セットを提供していただき、ありがとうございます。お米を育てる嬉しさと農業の大切さを学べるといいと思います。秋にはおにぎりパーティーをしたいと思います」。
 安部校長は「5年生は『産業』の勉強として、農業、水産業、工業を勉強しますが、農業の、特に日本の主食のお米づくりが体験できるセットを贈呈していただきました。子どもたちが農家の皆さんの苦労を体験したり、収穫の喜びを感じて、感謝の気持ちを持てる貴重なものとなります」とそれぞれお礼を述べた。