大平山小に「人権の花運動」指定書

「人権の花」の苗をもらい、取り組みのスローガンが発表された

 別府市は、令和5年度「人権の花運動」の指定書交付式を別府市立大平山小学校(黒木寿一校長、272人)で行った。
 人権の花運動は、おもに小学生を対象に法務省が昭和57年度から実施されている。花を育てることで豊かな心を育み、優しさと思いやりの心を体得することが目的。大分地方法務局管内の自治体も毎年実施している。
 河野幸夫市共生社会実現・部落差別解消推進課長が黒木校長に指定書を手渡して「協力して花を育てることで、思いやりや命の大切さを学んでもらうことを目的にしています。花を育てるには、水をあげたり、まわりの草をとる優しい気持ちが大切です。協力してキレイな花を咲かせてください」とあいさつ。
 黒木校長は「キレイな花が咲くと心は優しい気持ちでいっぱいになり、思いやりの心が育ちます。花を咲かせ、思いやりの心を回りの人にも分けてください」と述べた。
 大分人権擁護委員協議会別府地区の小野正春さんもあいさつ。イメージキャラクターの「まもる君」と「あゆみちゃん」が登場。児童代表にぬいぐるみをプレゼントした。児童会が「みんなの笑顔で 咲かせよう 人権の花」とするスローガンが発表。児童を代表して、井上莉乙児童会長(12)が「1つ1つに大切な命があります。みんなで支え合って花を咲かせ、花を見てみんなが笑顔になるとうれしいです。一生懸命育てます」とお礼を述べた。
 学校には、ヒマワリ、マリーゴールド、ポーチュラカの苗が贈られ、子どもたちがお世話をする。