別府市は、九州電気保安協会大分支部(麻生和宏支部長)と「電気の保安に関する協定」の締結式を12日午後2時、市役所で行った。
災害発生時、電気は重要なインフラの1つ。協会は、災害時に別府市からの要請を受けて、指定する施設に職員を派遣。電気施設等の応急復旧のため、電力復旧の可否の判定や、電力復旧工事の管理・監督・指導及び検査など、必要な保安業務を行う。自治体との協定は、大分県内では初めてで、九州内では9カ所目。
九州電気保安協会の漆間道宏理事長、麻生支部長らが出席。麻生支部長と長野恭紘別府市長が協定書に署名した。
長野市長は「施設の復旧作業は我々だけでは出来るものではなく、協定はありがたい。訓練にも一緒に参加してもらい、もしもの時の対応をシミュレーションしてもらいたい。市民や観光客にも安心安全がPRでき、心強く思っています」。
麻生支部長は「自然災害は厳しくなっており、いつどこで起きるか分かりません。災害時に技術を生かすことで、地域の人が安心して生活できることにつながると、誇りと責任を感じます。すでに協定を結んでいる、九州電力や電気工事工業組合とも連携してやっていきたい」とそれぞれあいさつをした。