別府商工会議所青年部会長

40周年事業に東奔西走

畝﨑 俊秀(せざき としひで)さん(41)

 堂々とした体つき。愛きょうある顔立ちで笑うと目が細くなる。
 青年部設立は昭和58年9月26日で、今年10月にビーコンプラザで「40周年記念式典」を開催する計画。この日は経営講演会と祝賀会も予定しており、準備に東奔西走する毎日だ。
 そして記念事業が終わって来年3月までの半年間は、青年部の認知度を高めるため市民とふれあうイベントを開きたいそうだ。
 青年部に入会したのは平成28年度で7年目。「OBの方々が、苦しかったこと、いやだったことを楽しそうに話すのを聞きます。青年部の活動は楽しいばかりじゃなく、苦しみの中にやり甲斐があると思います」と言い、今年のスローガンは「もっと愉(たのし)もう」にした。
 昭和57年6月18日、愛媛県松山市の生まれ。日本文理大学工学部建築学科を卒業。奥さんとは20歳のときに出会い、卒業後に結婚。大分市の設計事務所に7年間勤務、29歳で一級建築士の資格を取り、30歳で独立、餅ケ浜町に建築設計事務所「MARSE(マルセ)」を立ち上げた。
 実は税制や経営のことも勉強したくて、別府商工会議所に入会したかったが、同じ建築士の先輩から青年部に連れて行ってもらったのが入会のキッカケ。会長に選ばれたのは、それなりの努力があったに違いない。45歳で卒業後は親会の門をたたくことだろう。
 趣味はゴルフと、奥さんを連れての食べ歩き。座右の銘は「一陽来復」。冬が去って春が来るという意味で「人生悪いことばかりじゃない。いい運が向いてくると思って毎日過ごしています」と味のあることを言う。4人の子どもに恵まれて南立石生目町の自宅はにぎやか。