別府サミットに90人参加

約90人が参加した「別府サミット」

 別府・大分バリアフリーツアーセンターが「全国バリアフリーツアーセンター『別府サミット』」を5日午前10時、ビーコンプラザ3階国際会議室で開催し、約90人が参加した。
 別府・大分バリアフリーツアーセンターの若杉竜也代表が「高齢者、障がい者の方が、観光や社会参加するときに家族や友人に迷惑をかけるのではないかということで諦める事例がある。国内ではバリアフリー観光やユニバーサルツーリズムといった取組事例が多くあります。別府市も観光地としてさまざまな方を受け入れることを目的に取組がなされます」と開会のあいさつ。サミットを開始した。
 日置伸夫別府市観光・産業部長(市長代理)が「それぞれの地域において高齢者や障がいのある小さなお子さまをお連れの方々など支援が必要な人が安心して観光できるよう、旅行に関する相談や情報提供などに取り組まれており、その皆さまが本市に集結され、基調講演や活動報告に研さんを重ねられますことは、誰もが安心して楽しめる旅の実現に向け大変有意義な会議であると存じております」と市長からのメッセージを代読した。来賓の中村元・日本バリアフリー観光推進機構理事長、元防衛大臣の岩屋毅衆議院議員がそれぞれあいさつ。
 基調講演として、髙﨑奈実九州運輸局交通政策部バリアフリー推進課長が「ユニバーサルツーリズムと制度について」、温泉エッセイストで跡見学園女子大学兼任講師の山崎まゆみ氏が「ユニバーサルツーリズムと三世代旅行の大きな可能性について」と題して行った。
 午後からは、国内の活動報告として佐野嬉野バリアフリーツアーセンターをはじめ全国各地の事業所10カ所現状を解説した。
 閉会あいさつをNPO法人自立支援センターおおいたの後藤秀和理事長が行い、サミットを終了した。