豊の国千年ロマン観光圏が総会

アフターコロナの観光需要増加に向けた取り組みを決めた総会

 一般社団法人豊の国千年ロマン観光圏(松川幸路会長)は6月29日午前10時、別府市公会堂で令和5年度定期総会を開催した。
 豊の国千年ロマン観光圏は、別府市、中津市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、国東市、日出町、姫島村の県北エリア8市町村で広域連携をし、それぞれの地域資源を生かしながら、観光地域づくりを行っている。
 松川会長が「3年ぶりの対面での総会で、直接話を聞けるということが一番だと思います。新型コロナが観光産業にも大きな影響を与えていましたが、回復基調が続いています。令和6年の『デスティネーションキャンペーン』などに向け、ポストコロナの誘客を推進していきたい」とあいさつ。来賓の西畑知明九州運輸局観光部長と安田幸県観光誘致促進室長が祝辞を述べた。
 議事に入り、令和4年度の事業・決算・監査報告、5年度の事業計画案・予算案について審議、承認した。「千年の記憶がひもとく知られざる日本~千年ロマン時空の旅~」をコンセプトに今年度は▽観光圏事業=滞在プログラム、マーケティング、人材育成、観光品質認証、情報発信など▽市町村連携事業=欧米豪をターゲットとしたコンテンツ、サイクリングツアー造成▽受託事業=国東半島世界農業遺産▽収益事業=特産品の販売や広域ガイド、多言語ガイド手配などを行う。
 また、役員改選も行われ、代表理事・会長に日置伸夫別府市観光・産業部長が選任された。会長以外の役員は次のとおり(敬称略)。▽副会長=西田陽一おんせん県おおいた観光誘致協議会長▽理事=岩丸祐子中津市観光課長、本浪亮宇佐市経済部長兼観光・ブランド課長、河野真一豊後高田市商工観光課長、清成隆国東市観光課長、有田和弘杵築市商工観光課長、藤本周司日出町まちづくり推進課長、奥正人姫島村水産・観光商工課長、秋月久美ツーリズムおおいた専務理事、佐藤隆観光地域づくりマネージャー代表▽監事=丸梅史裕河村会計チーフ、德永成高大分銀行別府支店副支店長