日出町とAPUが産官学連携協働協力

具体的な取り組みを連携・協働して行う協定を交わした

 日出町と立命館アジア太平洋大学(出口治明学長、APU)は10日午後1時、日出町役場で「産官学連携協働協力協定」の締結式を行った。
 両者は2007年に「友好交流に関する協定」を結んでいるが、APUに新たな学部「サスティナビリティ観光学部」ができたことなども含め、より具体的な取り組みをするため、新たな協定を結んだ。
 本田博文日出町長と米山裕・学長代行が署名。本田町長が「日出町では、町の将来像として『住むことに喜びを感じるまち』を掲げています。その達成のためには、町民、地域団体の他に大学、企業など多様な連携が必要です。協定締結を契機に、お互いの発展につながるように連携をしていきたい」。
 米山学長は「APUは、世界的に見てもユニークな国際教育を実践しています。今年、『第2の開学』として、新たな一歩を踏み出しました。学生が地域に出て、地域の課題解決に関わることで地域に貢献し、学生の成長にもつながると考えています」とそれぞれあいさつした。
 今回の協定では▽若者定住▽環境保全・新エネルギー▽地域内経済の好循環▽教育・人材育成▽行政高度化▽その他、地域の活性化及び町民サービスの向上、の6つの事項に関することに協働して取り組む。