別府市立中部中学校(佐藤裕一校長)は3年ぶりとなる「2年生職場体験学習訪問型ドリームスクール」を11、12日、市内の35事業所で開催した。
同校は地域の先生であるドリームスクールを教育課程に位置付けて実施しており、ドリームスクールは学校の教育目標「夢を持ち自ら学び続ける生徒の育成」を実現するための方法の一つ。職場体験学習を通じて生徒が夢を育むための動機付けになればと考えており、子どもたちは将来の夢を少しでも考えるきっかけになればと願っている。
若草町の「華つねまつ」で、渡辺美鈴さん(13)、黒川希美さん(13)、森優妃さん(13)の3人が職場体験をした。
2日間で実際に▽花の器の水換え▽花のレイアウト―などを行い、12日の最後には実際にアレンジメントを行った。
渡辺さんは「花屋さんに興味があって選択しました。花を育てて売っていると思っていたけど、違っていたことが分かりました」。
黒川さんは「花屋さんは花束を作っている印象があったけど生け花をしているところを見せてもらいました。イメージと違ったけど楽しいし、やりがいのある仕事と思いました」。
森さんは「花が好きで花屋さんに興味があり、選択しました。花の手入れなど細かいところまでしていることが分かりました」とそれぞれ話した。。
また3人は「今回の体験を通じて将来の選択肢の一つになりました」と述べた。
実際に3人を仕事を教えた「華つねまつ」のスタッフ久士目香織さんは「3人は積極的に動いており『いいな』と思います。以前も生徒が職場体験学習で来ており嬉しい。やってみたいという気持ちがあることは素晴らしい」と話した。