第49回国際セミナーを開催

台湾や韓国から56人がセミナーを受講する

 新型コロナの影響で4年ぶりの開催となる「第49回別府大学国際セミナー2023」の3週間コースの開講式を19日午前10時、同大学メディア教育・研究センターで開催した。
 同セミナーは、別府大学と友好関係にある東アジアの大学生や高校生が別府大学に集まり日本語を学ぶとともに日本文化の理解を深めることが目的。
 同日は、韓国の大邱カトリック大学校から14人、威徳大学校から12人、台湾の稲江高級商業職業学校から15人、新民高級中学から15人の計56人が出席した。
 友永植別府大学・別府大学短期大学部学長が「各国の若い人々に日本の風土や文化を理解してもらう機会であり、参加した皆さんが国の垣根を超えてお互いに交流する貴重な機会です。短い期間ではありますが、ともに学び交流することでそれぞれの国を理解し、互いに尊重し合えるようになることは世界の安定と人々の安心を取り戻す上で大変意義のあることと思います。3週間のセミナーを楽しく有意義に過ごしていただくことを願っています」と歓迎のあいさつ。
 続いて、引率者を代表して稲江高級商業職業学校の張婉美先生が「日本で一番優れている別府大学が開催するサマーセミナーに参り、引率者として光栄に思います。『立派な子を育てるにはまず旅をさせよう』という諺があります。別府大学は1995年7月から数えて28年間、毎年開催されており、親が安心して預けられます。別府大学の先生は非常に熱心であり、専門知識を伝えて日本文化の学習、校外見学があり、日本の教育機関の中で別府大学の計画は一番完璧です」とあいさつした。
 続いて、各学校の引率者が紹介され受講生が起立し礼をした。また同大学の出席者と教員が紹介された。
 その後、オリエンテーションがあった。
 今後は基本的には午前中に日本語の授業を行い、午後は日本文化体験学習。県内の観光施設訪問、華道・茶道・書道などの体験をする。また同大学の学生・県内の高校生との交流を予定している。
 同セミナーの期間は、8月5日の3週間コースと7月26日から8月5日の2週間コースがあり、閉講式は8月5日に行う。