明豊高校野球部が甲子園に出発

出発式で西村主将が甲子園での活躍への決意を表明した
生徒たちに見送られながらバスに向かう選手たち

 第105回全国高校野球選手権大会に史上初の3年連続で大分県代表として出場する明豊高校野球部の出発式が2日午後2時半、校内で行われた。
 二宮滋夫学校法人別府大学理事長が「甲子園出場、おめでとう。大変厳しい県予選を勝ち抜きました。県大会に向けて練習に訪れた時、皆さんに監督、コーチを信頼して戦い抜くこと、スタンドで応援する仲間の気持ちを心に持つこと、相手のチーム、選手をリスペクトして戦ってほしいと伝えました。県大会では、見事にこの3つを心に持ってやってくれたとおもいます。いよいよ、甲子園。県大会と同じ気持ちで戦い、大分県代表として、別府にある高校として素晴らしい戦いをして、県民、市民に感動を与えてくれることを期待します」とあいさつ。
 嘉月勝治副校長が「明豊らしい感動を与える試合をしてほしい」。潔宗一郎PTA会長は「チームワークと最後まで粘り強さを発揮し、大分に優勝旗を持ち帰ってほしい」。生徒を代表して、志賀優生徒会副会長が「慢心ではなく自信を持って、最大限の力で試合をして下さい。頑張って下さい」とそれぞれエールを送った。
 明星小学校の加藤峻司さん(9)、安藤蓮さん(10)、加藤大司さん(7)が「県大会をスタジアムで見て、全力プレーに感動しました。甲子園も応援に行きます」「優勝するように鶴を折りました。優勝旗を持ち帰って下さい」などと述べ、児童が折った折り鶴を西村元希主将に手渡した。
 西村主将は「最高の試合にし、明豊の歴史を塗り替えて帰ってきたい。応援をお願いします」と力強く決意表明をした。後藤明文明豊会長も「力を発揮して、ワンチームで優勝してほしい」と激励し、後藤会長の発声で「がんばるぞ」コールをした。
 その後、選手は学校の東側に停めたバスに先生や生徒、保護者らに見送られながら乗り込み、大きな声援に手を振りながら元気に出発した。
 大会は、3日に組み合わせ抽選会、6日から試合が行われる。