「第35回亀川夏まつり」(亀川夏まつり協会主催)が5日午後5時、亀川漁港周辺で開催された。開始前、別府市中心部は雨が降り、同協会事務局には多くの人から「こっちは雨が降っているが開催するのでしょうか」などの問い合わせの電話がかかっていた。しかし同まつりの会場は雨の影響はなく、無事に開催できた。
オープニングは、ひめやま幼稚園鼓笛隊、市立北部中学校のブラスバンド、大分県内で活躍する社会人バンド「BigBandTheMeets(BBTM)」が演奏し、会場を大いに盛り上がった。
溝部仁亀川夏まつり協会長が「きょうは小雨が降ったのですが、私の行いが良かったのか、非常に良い天気になりました」と言うと会場には笑い声があがり雰囲気が良くなった。
「4年ぶりに開催する亀川夏まつり。各地区の皆さんの真摯なご尽力と努力によりまして、本まつりが開催されることをお礼申し上げます。今日、地踊りを踊ってもらう約600人の皆さんがいます。こんなに亀川を愛する人が出てきたことに感激しています。地域の発展は、地域を愛すること。地踊りを楽しみながら見ます。来年もこの夏まつりが出来るよう、努力し精進します」。
来賓の岩田弘別府市副市長(市長代理)は「亀川夏まつりは夏の風物詩であり、亀川の伝統、文化とも言える特別なお祭りです。この祭りを機会に家族や友人と絆を深める場でもあります。地域の方々だけでなく、観光客の皆さんもお越しいただいています。フィナーレには、亀川漁港から夜空に映える盛大な花火が楽しい時間を過ごさせてくれます。最後まで楽しんでください」とそれぞれあいさつ。続いて、
納涼音頭大会では、亀川浜田町地踊り保存会、内竈地踊り保存会、別府競輪、大分みらい信用金庫、別府医療センターなど13団体約600人が参加。亀川地踊り保存会による独特の口説きの節回しで「二つ拍子」「三つ拍子」「左衛門」「六調子」の4曲を唄い、太古の音が響いた。
4曲終了後、熱中症対策に水分補給のために休憩し、その後、納涼音頭大会後半が行われた。
花火大会では5千発が夜空を彩った。模擬店も多く出店され、焼き鳥、たこ焼き、かき氷などの屋台が出て、参加者は屋台の味を楽しんだ。