国際RC2720地区交換留学再開

カナダから来別した
セリーナさん(右から2人目)と
カナダに留学する佐々木さん(左から2人目)

 国際ロータリー第2720地区(熊本・大分)は3年ぶりに、長期青少年交換学生事業を再開。23日午後1時半、カナダからの留学生セリーナ・マーガレット・メイ・ガレスピーさん(16)とカナダへ留学する県立別府翔青高校3年生の佐々木美姫さん(17)が別府市を表敬訪問した。佐々木久宜別府中央RC会長、笠木隆弘別府東RC会長が同席した。
 ロータリークラブでは、世界100カ国以上で交換留学を行い、学生が海外に滞在して言語や文化を学びながら、海外に友達を作って、「世界市民」としての自覚を養ってもらおうというプログラム。現地のRCメンバーの家庭に滞在しながら、約1年間、現地の学校に通う。2720地区でも交換留学生を受け入れ、派遣してきたが、前回、新型コロナウイルス感染症の拡大により、急きょ帰国して以来、海外留学は実施されていなかった。
 セリーナさんは別府市内の別府、別府北、別府東、別府中央の各ロータリークラブ会員の家でホームスティをしながら、別府翔青高校に通う。フルートやサッカー、バレーが得意で、2カ月間、日本語を猛勉強したと言う。「日本でのイベントに参加するのが、とても楽しみ。別府のことは温泉しか知らないので、いろいろ知りたい」と話した。
 佐々木さんは、初の海外。「1人でも多くの人に、日本の良さを知ってもらえるように頑張りたい。別府市宣伝部長『べっぴょん』のバッジを配って、PRしたい。日本とカナダの懸け橋になれるように頑張ります」と話した。トロント市内のネルソン高校に通うことになる。
 岩田弘別府市副市長は「貴重な体験で、素晴らしい滞在になると思います」と話し、2人に記念品としてオリジナルトートバッグなどをプレゼントした。