英国を構成する国の1つである、ウェールズ政府日本代表事務所のリチャード・コイズミ代表が22日午後3時、長野恭紘別府市長を表敬訪問した。
コイズミ代表は、日本人の父とウェールズ人の母の間に生まれ、イングランド東部のベッドフォードシャーで育った。外交官として、在ソウル英国大使館対内投資部長、在リガ英国大使館副大使、在東京英国大使館商務・政務官などを歴任した。今年6月から、日本代表事務所の代表に就任した。先週、長野市長ら公式訪問団がウェールズを訪れた際にも面会をした。
長野市長は「2019年のラグビーW杯では、ウェールズにキャンプをしてもらい、試合ではサポーターと一緒に応援したことを覚えています。当時、ウェールズ国歌を歌った子どもたちは、現在、高校生になりました。W杯のレガシーだと思います。一番希望することは、青少年の交流。将来につながるものになると思います。基本的な合意は出来たと思うので、具体的なことを話し合っていければと思います」とあいさつをした。
ウェールズとは、W杯をきっかけに交流が盛んになっており、市内中学校との合唱交流など様々な交流が続いている。
コイズミ代表は「竹細工伝統産業会館を視察し、竹細工がとても面白そうで、私も体験してみたいと思いました。ウェールズで竹細工のワークショップなどが出来たらと思います。別府市は来年、市制100周年で、ウェールズは2025年にイヤー・オズ・ウェールズ・イン・ジャパンを行います。交流が出来れば」と話した。記念品として、長野市長がウェールズカラーの竹細工の名刺入れをプレゼントした。