別府市社協が夏イベント開催

おもりなどをつけて動きに制限を加えて歳を重ねた時の状況を体験

 別府市社会福祉協議会は26日午後0時55分から、市社会福祉会館多目的大広間で夏イベントを開催した。27人が参加。
 ドローンを使ったストラックアウト「ドローンナイン」や子ども用車いす体験、高齢者疑似体験を実施。車いすから見る世界や年齢を重ねた時の感じなどを体験することで、相手の気持ちを知り、考えるきっかけにしてもらうのが目的。
 高齢者疑似体験では、視界が狭いゴーグルやヘッドフォンをして回りの音が聞こえにくくし、手などにはおもりを、首からさげたひもを両ひざにつなぎ、体が曲がった状態にして、館内を歩いてもらった。友達が「段差があるよ」「坂道だよ」などと教えてあげて手助け。子どもたちは、腰が伸ばせないなど動きに制約を加えることで「大変」「キツイ」と話した。
 また、ドローンは、指先だけで操作ができるため、足の不自由な人でも楽しめ、ゲームだけではなく農林水産や警備、エンターテイメント、福祉など様々な分野で活用されていることから、関心を持つきっかけとした。
 車いす体験では、1人が車いすに乗り、もう1人が押す体験をした。実際に乗って体験することで、押すタイミングや強さなどを学んだ様子だった。