子どもの読書活動ボランティア

DANパネ団の渡辺さんが
パネルシアターへの想いを講演

 別府市子ども読書活動ボランティアネットワークの会(立川敬子会長、7団体・個人42人)の令和5年第4回総会と研修会が10日午前9時半から、市役所で行われた。
 はじめに総会が行われ、令和4年度の事業報告、5年度の事業計画案について審議、承認した。毎月1回、絵本の勉強会を開き、そこで学んだことを生かして読み聞かせのおはなし会「おはなしひろば」を10月29日の午前中に野口ふれあい交流センターで開催する。
 引き続き、研修会が行われパネルシアター劇団「DANパネ団」の渡辺繁治さんが「パネルシアターに託した想い」と題して講話した。寺岡悌二教育長が「子どもたちの間にも、デジタル化の波がきています。心の豊かさは、読書なくしては養えないと思います。これからも活動をお願いします」とあいさつ。
 渡辺さんは最初に、ユーモアを交えた日本昔話を披露し、会場を和ませた。特別支援学校で教員をしていた時に増田裕子さんの「イグアナレストラン」というパネルシアターを見て感動し、職場の仲間で「男子パネルクラブ」を立ち上げた。その後、同僚の女性教員も加わり「DANパネ団」に名称を変更して活動を続けている。「活動をする上で、楽しければいい、出来そうで出来ないパネルシアターをやる、仕事を第一にパネルシアターも頑張るということを決めました。『思い立ったら吉日』と、すぐに行動に移していると、素晴らしい出会いが次々とありました。思いを口にすることで、誰かがアドバイスをくれ、つながっていく。少し踏み出す勇気を持つことを心にとめてやっています。どうにかパネルシアターをもっと広げていきたい」と思いを語った。
 さらに、パネルシアターを始めるきっかけとなった「イグアナレストラン」も披露し、盛り上がった。