別府ラクテンチで動物の長寿祝う

来園者が飾りつけたケーキを
美味しそうに食べる
チョコ(下)とサクラ

 「敬老の日」の18日、別府ラクテンチ(西貴之代表取締役)で長寿の動物へお祝いケーキをプレゼントした。
 人間でいうと80歳を超えている、キタホオジロテナガザルの「チョコ」とチンパンジーの「サクラ」。「チョコ」は1960年代生まれのオス。詳しい生年月日は分かっていない。娘のキナコ(雑種)と一緒に2003年にラクテンチにやってきた。国内では、キタホオジロテナガザルは2頭しか飼育されておらず、一般に公開されているのは、ラクテンチだけ。ラクテンチの中でも一番の長寿。「サクラ」は、1970年生まれの53才のメス。国内で飼育されているチンパンジーの中では、8番目の長寿。
 午前11時から、園内でサツマイモとパンで作ったケーキの上やプレートにスイカ、キウイ、ブドウ、リンゴ、バナナ、パイナップル、イチジクなどのフルーツを来園者に飾りつけてもらった。多くの親子連れなどが参加して、30分後、スタッフがチョコとキナコにプレートを差し出すと、隙間から手を出して、大好物のフルーツをモリモリと食べた。飾りつけに参加した子どもたちも、その様子をうれしそうに見ていた。また、メッセージボードも準備され、「元気でいてね」「これからも長生きしてね」と書き込んだ。午後からは、ハナコにも来園者が飾りつけをしたケーキがプレゼントされた。
 また、園内イベントホールでは、おじいちゃん、おばあちゃんに手紙を書くイベントも開催された。