APUの秋入学で611人が仲間入り

希望と夢を胸に入学式に臨んだ学生たち

 立命館アジア太平洋大学(出口治明学長、APU)は22日午後2時、キャンパス内のミレニアムホールで2023年9月入学式を行った。日本を含む65カ国・地域から611人(うち外国人留学生575人)が入学した。
 出口学長が「APUへの入学、おめでとう。皆さんが将来、世界を変える人材となるために大事なことを3つお話しします。1つ目は、交流してほしいということ。1回生のほぼ全員がAPハウスで生活します。この環境で『混ざる』ことだけに満足せず、多くの価値観の違う人と協力して課題に対して『解を出す』方法を皆さんで見つけてください。2つ目は、勉強してほしい。1つだけでいいので、自分はこれだけは必死にやったという証を残して下さい。3つ目は、人・本・旅で学んでください。貪欲に物事を極めてください」と式辞。
 来賓の長野恭紘別府市長が英語でビデオメッセージを寄せ、会場では、同窓会である交友会のモース・カオアガス・フローレス代表がお祝いを述べた。
 在校生を代表して、プトリ・ナイラ・ディラさん(アジア太平洋学部3回生、インドネシア出身)が新たな仲間を歓迎した。
 新入生を代表して、バーサンフー・サインザヤさん(サスティナビリティ観光学部、モンゴル出身)が「APUに入学した今、勉強や課外活動、仲間とのディスカッションなどを通して、私たちみんなが自分の興味、関心を追求し続けることができると確信しています」。チャン・ボシェンさん(大学院アジア太平洋研究科、中国出身)が「APUでの学修を継続しようと決めたのは、APUで過ごした4年間で多くの大切なことを学べたからです。将来に向け、私は今、使命感に満ち、決意がみなぎっています。皆さんとキャンパスでお会いできることを楽しみにしています」とそれぞれあいさつをした。
 入学式終了後、岡本康夫国際弁護士が「二つの文化を受け継ぐ弁護士になった私の道のりを遡って」と題して、英語で特別講演を行った。
 その後、学生団体によるウェルカムパフォーマンスや卒業生との交流など新入生歓迎イベントも行われた。