別府市は、9月27日午前10時、上下水道局会議室で第2期別府市緑の基本計画策定委員会を開催した。
「緑の基本計画」は、都市緑地法に基づいて、公園や道路、学校などの公共公益施設の他、民有地の緑も含めたあらゆる緑について、保全と整備の方針、都市緑化を進めるための仕組みなどを総合的にまとめる計画。別府市では、平成19年度に別府らしい緑豊かなまちづくりの実現を目指して計画を策定した。概ね20年先を見据えてつくられたが、社会情勢の変化などを受け、改正することになった。
委員は、学識経験者、市議、関係団体、公募も含む市民代表、関係行政機関から17人で構成。岩田弘副市長が一人ひとりに委嘱状を手渡して「最初の計画策定から約17年が経過し、世の中も大きく変化しています。ニーズに合わせた計画にしたい」とあいさつ。
委員長に久保田家且西日本短期大学客員教授、副委員長に加納基晴一般社団法人別府市緑化協会長を選任した。
別府市の緑の現状は、山も多くあるため、樹林地が66・3%と多く、農地4・3%、公共公益施設の植栽地3・8%、都市公園0・8%などとなっている。現状を踏まえ、他都市の官民連携を活用した緑の積極的な活用事例や公園ストック再編の取り組み例なども説明した。
計画は、都市の農地を含めた緑地の総合計画とすることや、緑地のマネジメントの視点、公民連携の視点を加え、都市計画制度との戦略的な連携強化をはかることを改定のポイントとして示した。
委員会は、全4回開かれる予定で、今年度中に計画を策定することにしている。