別府市交通安全対策協議会(会長、長野恭紘別府市長)は令和5年度交通安全功労者表彰式を16日午前11時、別府市役所で行い、長野市長、後藤久典別府警察署長、受賞者を代表して5人が出席した。
表彰式に先立ち、交通事故で尊い命を亡くした犠牲者に対し、黙とうを捧げた。
長野市長から九州管区警察局長・九州交通安全協会長連名の表彰は工藤政男さん、全日本交通安全協会長表彰(交通栄誉賞「緑十字銅章」)は來島美光さん、別府市交通安全対策協議会長表彰(交通安全功労者)の佐藤八郎さん、末廣誠さん、吉田哲弘さんにそれぞれ表彰状が伝達された。
長野市長が「優良運転者で表彰を受けたお二人は、これまでも安全運転を徹底していただき、市民の模範、より安全安心な町づくりの支援をお願いします。交通指導員の方は、暑いときも寒いときも子どもたちや市民の安全を守っていただいています。後進の育成も大切なので皆さんのご指導をいただきながら、一緒に市民の安全を守っていきたい」。後藤別府署長もそれぞれあいさつし、歓談。その後、記念撮影をした。
式終了後、受賞者を代表して全日本交通安全協会長表彰(交通栄誉賞「緑十字銅章」)を受けた來島美光さん(74)が「交通ルールを守ることは『自分の身を守るんだ』という意識。『自分の運転を過信しない』という気持ちで運転しています。道路交通法という法律は、自分なりの道交法ではなく一時停止は止まるだけでなく、止まって安全を確認することが大切。余裕とゆとりを持った運転をすることが大事」。
別府市交通安全対策協議会長表彰(交通安全功労者)を受けた佐藤八郎さん(77)=大平山地区=は「ありがたい。毎日、小学校の生徒や幼稚園の園児を見て、元気をもらい若返るような気持ちで爽快です。指導員の後進をどうするかという問題があり、車が運転できる50歳代、60歳代の人がなるのが一番と感じています。今後の目標は『子どもも大人も危ない目や事故に遭わせない』。きちんと誘導して指導したい」とそれぞれ話した。
交通安全功労者表彰の受賞者は、次のとおり。(敬称略)
▽九州管区警察局長・九州交通安全協会長連盟表彰=伊東康晴、河野良一、工藤政男、堀貞則▽全日本交通安全協会長表彰(交通栄誉賞「緑十字銅章」)=小野政美、梶原浩、葛城祥典、清原一郎、來島美光、佐藤康男、松谷五郎、村瀬公康、山内一▽大分県警察本部長・大分県交通安全協会長連盟表彰(優良運転者50年)=安東計司、大野俊昭、小野政信、定行克典、佐藤純治、原田邦博▽同(40年)=梶原哲雄、花原勝利、深田みゆき▽同(30年)=足達満美、釘宮充子、湯本美佐子▽同(20年)=甲斐政宣、河野福一、河野晃、首藤髙子、行重礼晃▽別府警察署長・大分県交通安全協会別府支部長連盟表彰(優良運転者10年)=阿南靖、伊藤彰浩、岩﨑誠、衛藤康博、尾野将史、甲斐靖尚、後藤理絵▽別府警察署長・大分県交通安全協会別府支部長連盟表彰(交通安全功労者)=金澤晋、大平順治、小野正明、平松操▽別府市交通安全対策協議会長表彰(交通安全功労者)=佐藤八郎、末廣誠、吉田哲弘