大分県は24日、令和5年9月の宿泊客等の動向速報値を発表した。36万7892人で、前年同月比17・5%増で、コロナ禍前の令和元年と比べても2%増となる見込みで、初めてコロナ前を上回った。
日本人客は30万3180人で、前年同月比2・1%減。出発地別では、福岡県8万7205人(前年同月比11・7%減)、その他九州4万9789人(同1%減)、関東4万9733人(同11・9%増)、県内4万1384人(同29・2%減)、近畿2万7503人(同32・4%増)、中国2万1244人(同28・6%増)、中部1万2570人(同14・1%増)、四国7445人(同45%増)、東北・北海道6308人(同51・1%増)。九州内からの宿泊客は減少しているものの、九州外からの宿泊客は軒並み増加している。
外国人宿泊客は6万4712人で、前年同月と比べて1673・4%になる見込みで、入国規制が緩和されて以降、最も多くなった。出発国別では、韓国が3万5571人(同1728・8%増)で、ダントツ。次いで、台湾1万75人(同77400%増)、香港8332人(同55446・7%増)、中国3529人(同5685・2%増)、欧米豪その他2910人(同251%増)、その他アジア2418人(同403・8%増)、タイ1877人(同513・4%増)と各地域とも増加している。
有料観光施設(29施設)の入場客数は、48万2886人で、夏休み後ということもあり、前月からは大幅に減少したものの、前年同月比では、34・6%増となる見込み。屋内施設は31・2%、屋外施設は36・8%それぞれ増加している。9月は連休もあったことから、多くの人が観光に訪れたとみられる。年末年始にかけても多くの宿泊客が期待される。