亀川小4、5年生の「総合的な学習」

4年生57人が福祉に関して学ぶ
5年生80人が産業について学んだ

 別府市立亀川小学校(志賀貴代美校長)の4年生57人、5年生80人は25日、総合的な学習の時間を実施した。
 4年生は体育館で「オムロン太陽の学習」を受けた。講師のオムロン太陽の笹原廣喜さん、田中栄太郎さん、松枝幸大さんに話を聞き、オムロン太陽のことや障がい者スポーツのことについて学んだ。障がいを持つ人も持たない人も働きやすく住みやすいふるさとと亀川の街づくりに気づき、自分たちにできることを探すことが目的。
 3人が行っているオムロン太陽での仕事や車いすバスケなどの障がい者スポーツについて話した。
 質疑応答では生徒の代表者らから「車いすバスケをする前と後で変わったことはありますか」「助けてもらったときに気を使われていると思うことはありますか」「車いす生活と言われたとき、どんな気持ちでしたか」などの質問があり、笹原さんらは一つひとつに丁寧に答えていた。それを聞いた生徒は、メモを取るなど真剣に聞いていた。また亀川小学校の生徒は、普段から車いすを利用する障がい者らを見る機会が多く当たり前のように接しているため、心の垣根が取り払われており、近所のお兄さん、お姉さんのように思っているという。
 5年生は生活科室で農業について学んだ。講師は、内竈堂面棚田を守る会の恒松恵典会長が務めた。田んぼの作り方、田植えをした後の管理、稲の天敵、冬の田んぼについてなどを説明した。最後に質疑応答があった。