別府市石垣西4丁目・6丁目公民館

念願の公民館完成で落成式を行った
バリアフリー構造の新しい公民館

 別府市石垣西4丁目・6丁目公民館が完成し、10日午前11時半、同館で落成式が行われた。
 石垣西4丁目はこれまで、一般財団法人大分県東部勤労者福祉サービスセンター「ピアワーク」の2階部分を集会所として利用していたが、建物の老朽化により取り壊しとなったため、利用できなくなった。そのため、6丁目と一緒に公民館をピアワークがあった場所に建設することになった。
 建物は真っ白な清潔感ある白色で、入口はスロープをつけるなど、車いすでも利用しやすいように、全体的にバリアフリー構造になっている。
 館内は、集会室とキッチンがある。延べ床面積は約106平方㍍で、木造平屋建て。設計は、しげる設計一級建築士事務所、施工は安部勇建設。
 式典では、田口正美石垣西4丁目自治会長が「3年前にピアワークの建物が壊されることになり、集会所がなく困っていました。6丁目と相談して、共同で公民館をつくることを決めました。どんな公民館を作るか、自治会の皆で考え、設計をお願いしました。立派な公民館ができたことを、皆さんと喜びたい。多くの人に使ってもらい、小・中・高校生にも利用してもらい、町内を盛り上げていきたい」とあいさつ。
 来賓の長野恭紘別府市長は「素晴らしく立派な公民館が完成し、おめでとうございます。地域の熱意があったからだと思います。住民の交流と笑顔、笑い声がつくられていくと思います。将来世代へのプレゼントにもなったと思います」。首藤正喜市自治委員会石垣地区支部長も「地域の触れ合いは、公民館活動なくしては考えられません。人と人が集い、学び、健康増進を図るなど地域の活動を支えるもので、可能性は無限」とそれぞれ祝辞を述べた。
 しげる設計一級建築士事務所と安部勇建設に感謝状を贈り、石田慶喜石垣西6丁目自治会が閉会の言葉を述べた。最後に、出席者全員で記念写真を撮った。