交通安全功労者表彰を市長に報告

少年補導功労者表彰も受賞した永尾福康さん

 交通安全指導員歴41年の永尾福康さん(85)は令和5年度交通安全功労者表彰(内閣府特命担当大臣表彰)の受賞報告を4日午後3時30分、別府市役所で長野恭紘別府市長に行った。
 別府市交通安全指導委員会の金澤晋会長、田中正夫事務局長が同席した。
 永尾さんは、同表彰を10月31日に受賞。受賞の理由は同指導員を小学校登校日の午前7時17分から約1時間、市立朝日小学校西側の交差点で交通安全指導に従事し、幼稚園児・小学生・中学生の登校の安全確保・地域の交通安全意識の向上に大きく貢献した。地域の子どもたちの安全を長年守ってきた実績が高く評価された。また地区老人会において、警察官を招き交通安全教室を開催し、高齢者の交通事故防止、交通安全意識の高揚に貢献した。
 また今年6月、少年の非行防止と健全育成の活動に永年尽力。警察庁長官と公益社団法人全国少年警察ボランティア協会長の連名で、少年補導功労者表彰(少年補導栄誉金賞)も受賞。
 受賞報告を受けた長野市長が「別府市民も誇りと思えるような表彰を2つも受けられたことを、心からお喜び申し上げます。いつも子どもたちや地域の皆さんがいるところに、永尾さんの笑顔があります」とねぎらった。
 写真撮影後、永尾さんは「国から1年に2つ賞をもらえることは滅多にないことなので、嬉しい。交通安全指導員として、車と歩行者が多い場所に立っています。41年間、無事故で過ごせたということは、皆さんの協力があったからこそ。補導員として毎月および祭典のパトロールをしています。健康に留意して家族の協力、皆さんの協力を得て、事故防止、青少年の非行防止のために頑張っていきます」と話した。