12月別府市議会定例会きょう閉会

総務企画消防委員会の報告をする森山義治委員長

 令和5年第2回別府市議会定例会は19日午前10時、観光建設水道・厚生環境教育・総務企画消防の各委員会が付託を受けた議案に対する報告、討論、表決を行い、閉会した。
 ▽観光建設水道委員会の穴井宏二委員長が「一般会計補正予算の観光課、温泉課及び産業政策課部分では、指定管理者の指定に伴う債務負担行為を計上する旨の説明がされました。都市計画課部分では、楠銀天街のアーケード撤去と並行して実施する道路整備の繰越明許費を補正計上しようとするものとの説明がありました。委員から、アーケード撤去の工期について質疑がなされ、延長が300㍍以上あることから段階的に進めていき、来年12月までを予定しているとの答弁がありました」などと報告された。また都市整備課、別府市競輪事業特別会計補正予算、条例関係部分などについても報告し、いずれも委員全員異議なく原案のとおり可決、承認すべきものと決定した。
 ▽厚生環境教育委員会の安部一郎委員長はひと・くらし支援課部分について「新型コロナウイルス感染症の医療費公費負担の終了や受診控えの解消などにより、医療扶助費等の追加額を計上しているとの説明がなされました。委員から、受給世帯数が微減である中、なぜ医療扶助費を追加することになったのかとの質疑があり、当局から、受診控え等により予算額を縮小していたこと、見送られていたがんなどの高額な医療費を要する手術が実施されたことなどによる増額であるが、医療扶助の適正化に向け、引き続きレセプト点検などによる重複受診、重複処方の抑制に取り組んでいきたい、との答弁がなされました」と報告。また障害福祉課、スポーツ推進課などの一般会計補正予算、「別府市就学前教育・保育ビジョン(素案)に関する請願」「別府市就学前教育・保育ビジョン(素案)についての請願」の2件についても報告があり、委員会での採決の結果、いずれも全員異議なく可決・採択すべきものと決定した。
 ▽総務企画消防委員会の森山義治委員長が「住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について、住居表示に関する法律の規定により、議会の議決を求めるものであるとの説明がありました。委員から、住居表示の変更に伴い、マイナンバーとの兼ね合いについて住民説明会などで詳しく説明をするべきではとの質疑に対し、住居表示が変更されることに伴い、自身で変更していただく必要があるため、住民説明会等で丁寧に説明を行うとの答弁がありました。また、別の委員から住居表示の進め方について質疑がなされ、概ねの計画については、市が立てており、自治会の支部長会等で説明を行い、できるところから進めているとの答弁がありました」と報告。また一般会計補正予算(職員課、政策企画課など)についても報告があり、いずれも委員会での採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決定した。
 阿部真一氏(自民新政会)が厚生環境教育委員会に提出された請願「別府市就学前教育・保育ビジョン(素案)についての請願」について賛成討論、中村悟氏(創る未来の会)が「別府市就学前教育・保育ビジョン(素案)に関する請願」の賛成討論を行った。
 そのほか「別府市役所事務分掌条例の一部改正」「別府市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正」「別府市火災予防条例の一部改正」
 採決では、賛成多数および全会一致で可決・承認した。
 続いて「物価高騰に対する国の経済対策として、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」「工事請負契約の締結について(別府市新図書館外新築工事、新築電気設備工事及び新築機械設備工事の請負契約の締結)」など4件が議案上程され、長野恭紘別府市長が提案理由を説明し、議会は異議なく同意した。市長専決処分についての報告もあった。