大阪・関西万博開催などで増加が見込まれる外国人観光客を、西日本や九州にも誘客し、広域の観光周遊コースを開拓し、一体となってPRする「西のゴールデンルート」の取り組みを推進するため、アライアンス(連携)準備会が12月22日午後3時、オンラインで開催された。
「西のゴールデンルート」構想には、12の首長が参加してスタートし、今回、姫路市と高松市が新たに加わった。大分県内で参加しているのは、別府市のみ。準備会は、推進体制の強化や今後の方向性、民間事業者からの提案などをテーマとし、首長の他にも観光庁や地域連携DMO(ブロック別の観光づくり法人)、民間事業者も出席した。
出席者からは「参画自治体の拡充に加え、あらゆる主体者の参画のうえ、取り組みを進めるべき」「瀬戸内国際芸術祭など、海外からの誘客が期待できるイベントと連携することが大事ではないか」「広域連携や旅行の高付加価値といった視点が必要ではないか」などの意見が出た。
今後は、令和6年度の早い時期に体制拡充を図る予定。12月26日には、実務者会議も開かれ、今後の具体的な取り組み内容について協議をした。