血の池地獄こども色博物館を開催

児童の作品を展示している
「血の池地獄こども色博物館」
台湾からの観光客が
ワークショップに参加した

 地域教育や地域振興のきっかけづくりとして、会員独自の視点で色の探究を行っている「地域の色・自分の色」研究会(照山龍治会長)は「血の池地獄こども『色』博物館」を21日から2月末日まで、同地獄本館展示コーナーで開催している。
 展示作品は、同研究会の研究協力校・別府市立鶴見小学校2年生が、ふるさと学習の一環として、血の池地獄の赤い泥で作った「チョーク」と、別府ならではの竹から作った「竹炭鉛筆」を使って描いた絵。約80枚を展示している。
 また初日の21日は「地獄の泥ワークショップ」も開催し、ワークショップの中では、研究会が開発した「血の池地獄クレヨン」や「鬼石坊主地獄クレヨン」、「伽藍岳クレヨン」の紹介も行った。国内外の来場者に、「色」を通して、「地獄めぐり」、「竹」など、地域資源の魅力を知ってもらおうと考えて企画。台湾からの来場者も実際に体験。女性が、とてもうまく今年の干支の「龍」を描いた。
 照山会長は「子どもたちが地域資源を掘り起こし、チョークや竹炭鉛筆などの画材を作りました。そして、その画材を使って、別府の『たからもの』を絵で紹介しています。子どもたちの『ふるさと
学習』の成果を見ていただき、子どもたちのふるさとへの想いを。国内外の多く方々に、感じ取っていただければ幸いです」と話している。