別府警察署は11日、特殊詐欺(還付金詐欺)の被害を発表した。
市内在住の女性(65)の自宅の固定電話に10日午後、市役所の職員を名乗る男から「保険の払い戻し金があるので手続きをしてください。手続きについては、金融機関の方から折り返し電話をします。その指示に従ってください」などと電話があった。その後、金融機関の職員を名乗る男から女性の自宅に電話があり、通帳とキャッシュカードを持って金融機関のATMに行き、到着したら「050」から始まる電話番号に連絡するように指示された。女性は指示された連絡先に携帯電話で電話をかけ、相手から指示されるまま、ATMを操作し、約98万円を振り込んだ。
女性が操作後の明細を見て「おかしい」と思い、金融機関に相談。女性は午後3時45分、110番通報した。
別府署は「電話で『還付金』『払い戻しがある』などの言葉が出た際は、詐欺を疑い警察や家族にすぐに相談してください」と呼びかけている。
今年に入り、別府署管内での特殊詐欺被害件数と金額は3件約237万円。