日本政策金融公庫は「国の教育ローン」の申し込みを受け付けている。
同ローンの特長は、入学前のまとまった費用の準備が可能。合格発表前でも申し込みができ、日本学生支援機構の奨学金と併用ができる。また、固定金利で長期返済が可能。
融資対象となる学校は、高校、短期大学、大学、専修学校など。また、海外の高校、大学、語学学校なども対象だが、原則3カ月以上の留学に限る。
利用できるのは、入学・在学する者の保護者。世帯年収(所得)が、子ども1人は790万円以内(600万円以内)、2人のときは890万円以内(690万円以内)など。
融資額は、子ども1人につき350万円以内だが、外国の大学などに1年以上留学(留学先に在籍)する資金として利用するときなどは450万円以内。返済期間は18年以内。
金利は金融情勢で変動するが、固定金利で年2・25%(令和6年2月1日時点)。母子・父子家庭または世帯年収(所得)200万円(132万円)以内、子どもが3人以上の世帯で世帯年収500万円(356万円)の方は年1・85%。
別府支店の藤田裕樹融資課長は「3月までは受験シーズンなので、申し込みが多くなります。早めの相談をお願いします」と話す。
問い合わせは、日本政策金融公庫別府支店(電話25・1151)、教育ローンコールセンター(電話0570・008656)まで。受け付けは、月~金午前9時から午後7時。土・日曜日、祝日、12月31日から1月3日は休止。