別府市は20日、定例記者会見の中で、一般ドライバーが有償でタクシーの役割を果たすライドシェアについて、4月からタクシー事業者が運行管理をするライドシェアに加え、6月を目途に、自治体ライドシェアも行う方針を明らかにした。
タクシー運転手不足から導入されるもので、長野恭紘別府市長は「運転手不足は底を打っている感じがするが、市民や観光客が苦労なく利用できる基準にはなっていないと思う。市民の困りがないところまでもっていかないといけない。多くの困りごとは、通院や買物だと思う。既存事業者と協働するのが大前提」とした。現在、事業者と協議を進めているところだと説明。
ライドシェア導入には、初期費用が必要となるため、令和6年度当初予算案には、事業者に対して補助金を計上。
また、6月からは、法解釈の拡大部分で北部と南部地域で別府市がライドシェアを行う予算も計上する。担当課によると「コミュニティバスを一般車で行うイメージ」だという。定時に定路線を巡る予定で、運営体制や運賃などはまだ決まっていない。