別府市上下水道局の水道事業と上下水道事業会計の令和6年度当初予算案、6年度から公営企業会計に移行する競輪事業会計の当初予算案を令和6年別府市議会第1回定例会に上程する。
予算規模(収益的支出から減価償却費を引き、資本的支出を足した金額)は、33億2024万4千円で、前年度比4・17%増。安全で安心できる安定供給に向けた取り組みとして、施設拡張改良、配水管整備、朝見浄水場既存施設更新、基幹施設耐震補強の各事業を行い、うち耐震化事業の予算額は4億3980万円。収益的収入は26億1750万1千円、支出は26億55万8千円。資本的収入は3億6230万3千円、支出は15億1793万7千円で、11億5563万4千円が不足額となる見込み。資本的収支における不足額は、過年度分損益勘定留保資金や当年度分損益勘定留保資金などで補てんする予定。
公共下水道事業の予算規模は、36億4142万8千円(同23・53%増)。生活排水の適切な処理による水環境保全に向けた取り組みとして、管きょ整備、ポンプ場整備、処理場整備の各事業を行う。収益的収入は19億6928万5千円、支出は20億5053万3千円。資本的収入は21億6689万2千円、支出は27億754万1千円で、5億4064万9千円が不足額となり、過年度分損益勘定留保資金などで補てんすることにしている。
また、競輪事業会計は、予算規模は、350億3123万円(同6・58%増)。主な事業は、施設整備に要する経費12億4907万6千円、周辺対策に要する経費4471万9千円、開催に要する経費325億8693万6千円、一般会計操出金3億円。
収益的収入は341億405万2千円、支出335億5499万8千円で、純利益は4億3352万円となる見込み。資本的収入は12億7512万7千円、支出は15億8225万6千円で、3億712万9千円が不足額となる見込みで、利益剰余金処分額、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額で補てんする予定にしている。