昨年の別府警察署生活安全課まとめ

サポート詐欺につながる
嘘のウイルス感染画面
=画像は一部加工しています

 別府警察署(後藤久典署長)生活安全課はこのほど、昨年1年間の刑法犯認知件数などをまとめた。
 刑法犯認知件数は435件(対前年比49件増)。主要窃盗犯の認知件数は自転車盗69件(26件増)、万引き76件(3件増)、住宅対象人入窃盗14件(9件増)となっている。自転車盗の被害のうち、無施錠による被害が52件で7割以上を占める。また発生場所は駅(28件)や自宅駐輪場(29件)における被害で8割を占める。
 特殊詐欺被害の認知件数は25件(4件増)で被害額は約2368万円(約104万円減)。25件のうち、架空料金請求詐欺16件で被害額約1723万円、還付金詐欺4件で被害額約188万円、オレオレ詐欺2件で被害額約343万円、その他詐欺3件で被害額約114万円。被害者の4割を高齢者が占めるが、被害自体は全世代で発生している。犯人への現金交付方法は、電子マネーが3割、ATMでの送金が5割を占める。「+(プラス)」や010等の国際電話番号を悪用した予告電話も発生している。
 同課は「自転車盗について、少しの時間の駐輪や自宅での駐輪であっても必ず鍵かけをお願いします。常設の鍵のほかにもうひとつ鍵をかける『ツーロック』の心がけをお願いします」
 「特殊詐欺については、突然の電話によるお金の話は詐欺を疑いましょう。特に『電子マネーで支払え!』は詐欺の手口です。また、特殊詐欺以外でも高額な詐欺被害が発生しています。SNSで知り合った相手から投資話をもちかけられたら詐欺を疑い、すぐに警察に相談しましょう」と呼びかけている。