別府市議会の令和6年第1回定例会

上程中の新年度予算以外の議案について、
質疑が行われた

 別府市議会は、5日午前10時、令和6年第1回定例会の本会議を再開し、上程中の令和6年度予算案以外の議案について、議案質疑を行った。
 阿部真一氏(自民新政会)、穴井宏二氏(公明党)、塩手悠太氏(有志の会)が補正予算や条例改正などについて執行部の考えを質した。
 阿部氏は、全国大会に出場する市内の小・中・高校における児童・生徒が応援に行く際の交通費の補正について、出場件数と補助件数を質問。
 豊田正順スポーツ推進課長が「スポーツ部員以外の児童・生徒が30人以上応援に行く場合に2分の1、100万円上限に補助している。令和2年度は1件、1件。令和3年度は16件、1件。4年度は18件、1件」と説明。
 阿部氏は「人数の30人規制の部分で、少ないのではないか」と指摘した。
 他にも、保育所入所者に要する経費や企業誘致推進、奨学金の条例一部改正などについても質問をした。
 穴井氏は、住居表示について、減額補正となっていることから、進捗状況を質問。
 清末妙政策企画課長が「当初は、約3500世帯を見込んでいましたが、今年度実施した3町は約1800世帯。住民へのていねいな説明など慎重を期したため、見込んでいたほど増えなかったたことから、不要額が出た。自治体標準システムの導入目標である、令和7年度までの計画。課題も見えているが、調整して取り組んできた。一層、加速、強化していきたい」と答えた。
 穴井氏は「二重住所の解消は、住民にとってもメリットがある。慎重に、順調に進めてほしい」と要望した。
 また、新型コロナワクチン接種、介護保険事業特別会計補正予算などについても質問をした。
 塩手氏は、保育所等の性被害防止対策の補助金について、「保育所等該当する中から、40施設とした理由は」と質問。
 中西郁夫こども部次長兼子育て支援課長が「意向調査を行い、申請する意向のある40施設を計上している」と答えた。
 塩手氏は、補助金対象となるものについて質問。中西次長が「簡易扉や簡易更衣室、人感センサーライトなどを新設するのが対象。既存設備についても、場合もよって対象となるため、個別に相談してもらい、判断したい」と答えた。
 塩手氏は「購入してから申請となるので、申請後に対象外と分かるようなことがないように周知をしてほしい」と述べた。
 また、新型コロナ予防接種健康被害給付費負担金についても質問をした。
 新年度予算以外の上程中の議案を常任委員会に負託した。