大分県自治会連合会(井上營吉会長)は、令和5年度第3回正副会長会、理事会及び行政懇話会、意見交換会を2月26日、大分市の大分センチュリーホテルで開催。行政懇談会で、別府市の平石栄二山の手ひとまもり・まちまもり協議会長が「持続可能な地域コミュニティに向けて」と題して、自治会事例発表を行った。約60人が出席。
行政懇談会はこれまで、大分県知事が講話をしていたが、佐藤樹一郎知事から、自治会活動について話を聴きたいとの話があり、初めて事例発表をすることになった。会では、井上会長と佐藤知事があいさつをした。
山の手ひと・まち協議会は、別府市が推進する、中規模多機能自治の先陣を切って、野口、青山、西の各地区が一緒になって地域課題の解決に取り組むため、平成30年度に設立された。市立別府西中学校に拠点を置き、「助け合い 地域の絆」をスローガンに活動。先進地視察や大学生など若手を巻き込んで「地域デジタル推進クラブ」を結成したり、公式ラインアカウントを作り、情報発信などを行っている。また、人材育成に力を入れており、各種活動は、安全部、福祉部、育成部、健康部が中心となって進めている。
平石会長は、まちづくり推進のポイントとして若手リーダーの発掘、育成、事業の対象の明確化、地域事業の見直しをあげ、「自分たちのまちは自分たちの手で」を合言葉に、「地域交流で住民同士の絆を形成し、日常的にあいさつや世間話が出来る関係作りを目指している」と話した。