第96回選抜高校野球大会に出場する明豊野球部の出発式が13日午後0時30分、同高校で行われた。
出発式の前に、山内真南斗主将は取材陣に対して「この冬を乗り越えて順調に準備をしてきましたし、自分たちのやるべきことをしっかりとしてきたと思っています。どこと対戦しても強豪なのは分かっています。本番でぶつけて勝てればと思います。目標は日本一で絶対にめざすところ。明豊の歴史を塗り替えたい。甲子園では高校生らしくキビキビとハツラツとしたプレーをしたいと思います」と決意表明。
野球部員らが並ぶ中、岩武茂代校長が「目の前にある一瞬一瞬に全力を尽くしてください。自分の力を最大限に出して、勝利を掴みとってください。いってらっしゃい」。
川崎絢平監督は「今までやってきたことを甲子園という大舞台で出し切り、泥臭くできるか、根性があるかだと思います。相手は甲子園の常連校。同じ高校生なのでやってきたことを出せば、十分にチャンスはあると思います。目標は先輩たちが出来なかった『日本一』。足元を見ながら地道に大事に戦っていきたい」とそれぞれあいさつ。
最後に、後藤明文・明豊会会長が「相手に不足はない。あとは気持ちの問題。明豊高校らしいハツラツとしたプレーをみんなに見せてください。昭和42年に優勝した津久見高校以来、大分に優勝旗が持ち帰られていません。別府市制100周年に花を添えて、君たちの選抜優勝という高校野球史に新しい1㌻を刻んでほしい」と激励の言葉を述べ、「ガンバロー」コールを行った。
出発式終了後、教職員などの拍手の中、川崎監督や山内主将ら部員がバスに乗り込んで、甲子園に向けて出発した。
今後のスケジュールは、18日に開幕し、明豊は19日第2試合(午前11時予定)で福井県の敦賀気比と対戦する。決勝戦は31日午後0時30分予定。