別府地区更生保護女性会が総会

新しい役員があいさつをした

 令和6年度第63回別府地区更生保護女性会の通常総会が16日午前10時、市社会福祉会館で開催された。約40人が出席した。
 はじめに、更生保護女性会御歌と要領を唱和。物故者へ黙とうを捧げた。
 乙咩千代子会長代行が「あけぼの寮で元気で働く入所者の1日も早い社会復帰を願い、月1回のカレー作り、社会を明るくする運動では、標語を添えて贈り物をしています。母子支援もし、地味ながらお役に立つ活動をしています。長い歴史に刻まれた更女の精神を忘れず、少しでも地域のお役に立てれば」とあいさつ。
 来賓の長野恭紘別府市長が「受刑者の再犯率は全国も大分県も約5割に達している。仕事を得て地域に定着することがいかに難しいかということを表している。一緒に安全、安心で明るい別府を作っていくことが大事だと思います」。福重美津枝大分保護観察所企画調整課長は「犯罪や非行のない明るい社会を築くため、熱心に取り組んでいただき、ありがとうございます。コロナ課の困難な中でも、『ほっとけない精神』や創意工夫で絶やさずに活動をしてもらっています。更生に向けて前を向いていくのは、本人の力だけではなく、多くの人の支援が必要」。古田茂義別府保護区保護司会副会長も「非行や犯罪を犯した人の立ち直りや犯罪・非行の防止に努めていただいています。今後も連携していきたい」とそれぞれあいさつをした。
 議事に入り、令和5年度事業・決算・監査報告、令和6年度事業計画案・予算案について審議、承認した。今年度は、永生会母子ホームとの交流会をはじめ、愛の鍋、赤い羽根といった街頭募金への協力、市福祉まつりへの参加、あけぼの寮での夕食作り奉仕などを行う。
 また、役員改選も行われ、新会長に鶴岡まり子さんを選任。新旧役員があいさつをし、鶴岡会長が「皆さんの力を借りてやっていきたい」と述べた。
 引き続き、バザーも行われ、衣類や陶器、タオル、野菜、手作り商品などが並び、一般の人も大勢訪れて賑わった。