青山町の宮地嶽神社で斎行

午前・午後の2回、湯平子供神楽を
奉納する宮地嶽神社

 青山町の宮地嶽神社(北崎家睦・第五代宮司)は「創立120周年記念例大祭」を21日、同神社で斎行する。駐車場は無いため、近くのコインパーキングの利用を呼びかけている。
 湯平子供神楽が午前の部(午前10時から正午)、午後の部(午後1時から同3時)の2回、神事の後に舞う。
 当日は、限定の記念御朱印・御守が購入でき、参拝者には紅白餅、記念品・粗品セットが進呈される。
 橘山公二総代は「これを機に同神社を広く知ってもらいたい」と話している。
 同神社の主祭神は宮地嶽三柱大神の息長足比売命(神功皇后)、勝村大神、勝頼大神。御神徳は「何事にも打ち勝つ開運」「家内安全」「無病息災」「商売繁盛」。
 同神社は明治37(1904)年3月31日、北崎貞臣氏が同神社を創立。40(07)年4月、山林であった野口原字原(現・青山町)を開墾し、社殿の建設を開始。この地は旧別府公園(41年10月完成)に隣接し、園内には皇太子殿下(後の大正天皇)の行幸の為の御休息所が設置された由緒ある地であった。42(1909)年12月に拝殿、43(10)年6月に社殿を上棟。44(11)年4月に灯籠2基、石掘手水舎を建立。同月20日、社殿が完成し正遷座祭(神霊・新宝が仮殿から本殿に還されること)を挙行。昭和2(1927)年6月24日、創立者の北崎貞臣宮司が帰幽(享年74)、以来二代目を泰作氏、三代目を泰久氏、四代目を君子氏(泰久氏妻)、五代目を家睦氏が継承し、地域の安寧と平和を祈願している。