令和５年度消防功労者消防庁長官表彰の伝達式が１６日午後３時３０分、別府市役所で行われた。
消防庁長官表彰とは、消防職員や消防団員などの士気高揚を図るとともに、地域住民の消防に対する正しい認識と円滑な協力援助関係を確立するもの。
功労章は、防災思想の普及、消防施設の整備その他の災害の防御に関する対策、消防教育の実施についてその成績が特に優秀と認められた者。
永年勤続功労章は消防職・団員として永年勤続し、その功績が優秀で他の模範と認められた者。
今回の表彰は、功労章が藤内英伸別府市消防団団長（７５）の１人、永年勤続功労章が桑原誠二第１２分団分団長（６２）、佐藤正行第１３分団副分団長（７０）、末友繁德第２分団副分団長（６１）、寺﨑祐一別府市消防署第１中隊指令室室長（５９）の４人。
功労章と永年勤続功労章を伝達した長野恭紘別府市長は「藤内団長を始め消防団員の皆さまには、昼夜を分かたず市民や観光客の安全安心のために活動を続けていることが、市民のみならずあらゆる方に周知され、受章につながったと思います。これからも引き続き、お力添えを賜り、安全安心を守ってください。寺﨑さんは３月で退職されましたが、消防司令室の責任者として長い間、ご尽力をいただきました。退職されたとはいえ、これからも後進の指導育成にお力添えをお願いします」と労った。
藤内消防団長（勤続４９年１カ月）は「入団して以来、私なりに頑張ってきました。一人でも団員を増やして、安全安心なまちづくりの一翼を担っていきたい。」。
桑原第１２分団長（管轄は鶴見・大平山小学校区、勤続３８年１カ月）は「このような立派な章をいただき、ありがたく思います。この章を契機に、今まで以上に消防団としての活動に邁進していく」。
佐藤第１３分団副分団長（管轄は南立石校区、勤続４０年）は「消防団活動に従事し４０年を越えたので、このような栄誉ある章をいただき本当に感謝しています。これを機会としてより一層消防団活動に励み、後輩の団員への指導を行っていく。若い団員が入ってくれることを祈っている」。
末友第２分団副分団長（管轄は旧北校区、勤続３８年１１カ月）は「ありがたく思っています。この経験を活かして、後進に引き継いで行きたいと思います」。
寺﨑指令室室長（勤続４０年）は「家族あっての勤続４０年でした。大火や重篤な救急事案などに出動しましたし、指令室では救急時の対応ということで精一杯しました。今後はボランティアで協力したい」とそれぞれ話した。