日出町の中央区、八日市区、西八日市区、日出地区の各公民館と日出地区子ども会育成会共催の子どもの居場所「つなごう会(え)」が17日、八日市公民館で開催された。平成26年7月から始まり、今年で11年目。
幼稚園や小学校の帰りに、子どもたちが公民館に立ち寄って異年齢の子どもや地域の人と交流を深めて、安全で安心な居場所をつくろうと始まった。勉強や遊びなどを通して、年齢に関係なく出会いと触れ合いを楽しみ、健やかで心豊かに過ごせる環境づくりと地元への関心や興味を深めてもらい、保護者への支援も目的にしている。
この日は小学生2人が参加。会場には、45年ほど前の子どもたちが作った満開の桜の暘谷城周辺の大きなイラストが飾られ、参加者の目を楽しませた。はじめに宿題をすませ、開講式を行った。脇口近美日出地区公民館長が「今年で10年、7月には11年目に入る区切りの年になりました。子どもも少なくなりましたが、多くのボランティアに参加してもらい、子どもたちにも喜んでもらっています。子どもも大人も『手をつなごうえ』という思いを込めています」とあいさつ。
来賓の堀敬一日出町立日出小学校長は「子どもたちが、自分の家族以外の大人と触れ合う機会に恵まれています。こういった取り組みによって、子どもが地域の中で安心して過ごして、地域の人も子どもも顔見知りになる地域の輪が広がればと思います」と述べた。
全員で自己紹介をしたあと、紙芝居の読み聞かせ、ゲームで盛り上がった。輪投げでは、子どもも大人も一緒になって2つのチームに分かれて得点を競うなど、楽しい時間を過ごした。
来年3月まで、12回実施する予定。