別府市が一般会計補正を市長専決

 別府市は24日、令和6年度一般会計補正予算1億3370万円を市長専決処分したと発表した。小・中学校の机や椅子の更新事業に伴うもの。
 現在、小・中学校では木製の机と椅子を使用しているが、長いもので20年以上が経過し、経年劣化や修繕部品、替えの部材がすでにないため、安全に使用するための修繕が十分に出来ない状況にあるという。また、毎日の清掃やグループワークなどで頻繁に移動を要するため、児童・生徒の負担軽減のため、軽量で汎用性のあるスチール製のものに入れ替える。
 当初は、令和6年と7年の2カ年で入れ替える計画で6年度は小学1~3年生と中学1年の入れ替えを行う予定にしていた。しかし、当初の見積から小学校は16・2%、中学校は26・6%増加しており、円安、原油価格や人件費の向上などによる今後の更なる価格高騰に備え、早期に製品を確保し、全体の購入価格を抑え、調達の遅れによる学年や学校ごとの導入時期や規格に差が生じないようにするため、前倒しで実施する。
 これにより、小学校は夏休み期間、中学校は来年の春休み期間を利用して入れ替える予定。