50歳代女性が103万円被害遭う

 別府警察署は3日、SNS型投資詐欺の発生を発表した。
 別府市在住の50歳代女性は今年1月上旬ごろ、スマートフォンでSNSを利用中に表示された投資に関するバナー広告をタップし、金融アナリストを名乗る人物とSNSでつながりを持った。その後、女性は相手から「アプリを使って投資をすれば儲かる」「更に利益を出すためには元金を増やさなければならない」などと言われ、それを信じてアプリをダウンロード・利用した。今年2月21日から4月5日にかけて3回、市内の金融機関のATMから指定された口座に振り込み合計103万円をだまし取られた。
 利益分からアプリ上で借りた金額を返そうとしたところ、相手から「現金のみでしか返金できない」と言われた女性は不審に思い、友人に相談。5月2日に来署して、被害が判明した。
 別府署管内でのSNS型投資詐欺で今年に入り、今回の件を含めて6件約2520万円の被害に遭っている。
 同署は「SNSで知り合った相手から投資を勧められるのは詐欺の手口です。お金を振り込む前に家族や警察に相談してください」と呼びかけている。