特殊詐欺被害は56件約7328万円

 大分県内では今年に入り、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害が多く発生しているが、特殊詐欺の被害も依然発生している。
 大分県警が被害届を受理したもしくは相談を受けた件数は今年に入り5月9日まで、暫定値で特殊詐欺(架空料金請求詐欺・融資保証金詐欺・還付金詐欺など)は56件約7328万円。被害件数の約6割が架空料金請求詐欺(サポート詐欺含む)となっている。また昨年は206件約3億1千万円の被害が発生している。
 今年3月からのSNS型投資・ロマンス詐欺は5月9日までに暫定値で24件約4億3626万円の被害が届けられている。件数は特殊詐欺より少ないものの被害金額は約6倍となっている。
 SNS型投資・ロマンス詐欺は被害が判明したときの被害金額が大きく、1千万円を超えた被害が3件起きている。9日までの時点で、特殊詐欺の昨年1年間の被害金額を約1億2千万円超えている。県警は「SNSで知り合った人から投資を誘われたり、振込先が個人名義のときは詐欺を疑いましょう。また、特殊詐欺もSNS型詐欺も同じですが、振り込む前や電子マネーカードを購入する前に、家族や友人、警察に相談してください」と呼びかけている。