第82期名人戦記念の将棋大会

静かな中にも熱い戦いが繰り広げられた

 第82期名人戦別府対局実行委員会(会長・長野恭紘別府市長)主催の別府市長杯小中学生将棋大会が12日午後0時半、トキハ別府店で開催された。市内外から135人がエントリーした。
 18、19日に開催される名人戦別府対局に向けて、機運を醸成するために開催。クラスごとにA~E級、女子の6クラスで争われた。参加者数によって、総当たり戦や予選からの決勝トーナメントを実施。
 長野市長が「初めて将棋をする子もいると思いますが、これを機会に将棋の奥深さを知ってもらいたい。楽しく対局をし、ずっと将棋を愛してほしい」とあいさつ。来賓の寺岡悌二教育長も子どもたちにエールを送った。
 また、審判長の菊池博大分県将棋連合会長がルールを説明し、対局スタート。子どもたちは真剣な表情で将棋盤を見つめ、相手の一手先を読みながら、ていねいかつ積極的に攻めた。会場には、駒を打つパチパチという音が響いた。A級と女子の優勝者は、前夜祭で藤井聡太名人と豊島将之九段に花束を渡す大役を任された。B~E級の優勝者も前夜祭に招待される。
 また、トキハ別府店では「年表と新聞で見る『別府市と将棋の100年』パネル展」も開催中。各クラスの入賞者は次のとおり(敬称略)。
 ▽A級①前島舜佑②近藤朝日③濱本憲吾④竹本朝洸▽B級①武石倫太朗②野田逞真③伊原凜大④三原慧悟▽C級①浅川知和②砂田良太③岩本悠杜④本庄瞬▽D級①神瑛太②佐藤遼太朗③小林歩夢④矢幡李太郎▽E級①市岡怜悟②金沢匠弥③牛嶋啓介④岩田和久▽女子①池田紺②佐藤咲良③安藤侑花④石井千智