子育てについて話した三宅さん夫婦
別府市教育委員会は、令和６年度社会教育活動総合事業「子育て応援講座」と地域教育力活性化事業家庭教育支援部会第１回「みんなでべっぷ子育てＬａｂｏ」の開講式を１４日午前１０時、市公会堂で開催した。約５０人が参加。
寺岡悌二教育長が「学校では先生に朝、子どもたちを笑顔で迎え、笑顔で送ってほしいとお願いしています。家庭でも、前日にどんな嫌なことがあっても、同じようにしてほしい。なかなか出来ないことですが、朝、ハグをして『いってらっしゃい』と言うことは、子どもの心に大事なものを育てると思います。心の豊かさはこういうところからだと思います」とあいさつ。
来賓の阿部万寿夫副市長は「多様な価値観を尊重しつつ、地域全体で子育てを応援することが地域の幸せにつながると思います」と述べた。
引き続き講演が行われ、三宅農園音楽部の三宅孝治さんと三宅佐知子さんが「心育むコミュニケーション」と題して記念講演を行った。三宅さんは、３０年前に東京から中津市に移り住み、自然の中で畑と音楽と３人の子どもとともに成長をしてきたという。孝治さんはバイオリンを、佐知子さんはピアノを演奏。パッフェルベルの「カノン」、エルガーの「愛の挨拶」、ジブリメドレーなどを披露。孝治さんは「子育てと言いますが、親も成長していかなければいけないと思います。親も努力しながら新しいものを見つけて、心を豊かにしないといけないと思います。心を豊かにするものは、感謝」などと話した。