ピノキオ支援コンサート

東京都の
「すみだトリフォニーホール大ホール」で
開催した
演奏終了後、公益財団法人大林財団から
第13回大林賞授賞セレモニーが行われた

 第24回別府アルゲリッチ音楽祭の「音楽は人を結ぶ~共鳴 日本生命presentsピノキオ支援コンサート」が22日午後7時、東京都のすみだトリフォニーホール・大ホールで開催し、1745人が入場した。
 第1部は、マルタ・アルゲリッチ氏(ピアノ)とギドン・クレーメル氏(バイオリン)が出演し「バイオリン・ソナタ第5番op・53」「バイオリン・ソナタ イ長調D574“グラン・デュオ”」の2曲を演奏後、アンコールとして「天にいますわれらの父よ」「ジャンヌとポール」を演奏。
 第2部は、大宮臨太郎さん(バイオリン)、坂口弦太郎さん(ビオラ)、市寛也さん(チェロ)が「ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのセレナーデ ニ長調op・8」「ピアノ四重奏曲第3番ハ長調WoO36―3」を演奏。アンコールとしてアルゲリッチ氏(ピアノ)、大宮さん(バイオリン)、坂口さん(ビオラ)、市さん(チェロ)の4人が「ピアノ四重奏曲第3番ハ長調WoO36―3第3楽章」を演奏した。
 第2部終了後、第13回大林賞授賞セレモニーが行われ、大林剛郎・公益財団法人大林財団理事長がアルゲリッチ氏に授与された。アルゲリッチ氏は「この受賞は大変光栄です。私たちの活動がこの賞に値するものであることを願っています。ありがとうございました」とコメントした。
 埼玉県の女性は「30数年ぶりにアルゲリッチさん、クレーメルさんの演奏を聴くことが出来て幸せです。後半のベートーヴェンの三重奏曲、四重奏曲も感動しました」。
 千葉県の女性は「アルゲリッチさん、クレーメルさんの悲しそうな泣いているような曲が素敵でファンになりました。日本人の御三方は巧いと思いました」。
 東京都の女性は「『グランデュオ』の終わりにお二人がニコッと笑ったのがステキでした。ピアソラは踊り出したくなるほどカッコよかったです。幸せな一日でした」。
 宮崎県の女性は「次回は別府へ行きたいと思います。長く続けてください」とそれぞれ話した。