別府市住居表示審議会を開催

11町の住居表示について審議を行った

 別府市住居表示審議会(会長・河村雄一郎税理士法人河村会計代表、14人)は、令和6年度第1回審議会を27日午前11時、市役所で開いた。
 別府市内には、住民基本台帳に記載された「大字住所」と便宜上使っている「通称住所」の二重住所があるところがある。デジタル化による自治体のシステムが統一されるため、2つの住所が混在したままでは、通称住所が使えなく可能性があるため、住居表示を統一する必要性があり、取り組みを進めている。
 青山地区(山の手町)、大平山地区(大畑、竹の内)、鶴見地区(鶴見、荘園、扇山)、南立石地区(南立石1区、同2区、南立石生目町、堀田、南立石八幡町)の11町における住居表示の審議を諮問された。
 山の手町は、現在の町内では一定程度の広さの飛び地があるため、自治会としては現在の形のままだが、町名を「山の手町」と「山の手新町」とすることや、「区」は町名には使用できないため、住民アンケートを行い、南立石の1区を「南立石中津留町」に、2区を「南立石公園町」とすること、扇山を1~7丁目、鶴見を1~4丁目にする方針を示した。答申に向けての最終調整を行った。
 河村会長は「今回の審議は11町で、1万を超える世帯もある。大変だとは思いますが、委員の皆さんのさらなる協力をお願いします」とした。
 今後は、市長に答申を行い、9月議会に住居表示に関する法律に基づいて区域変更を上程し、可決されれば告示。異議がなければ、12月議会に地方自治法に基づいて議案を上程し、議決を受けたのち調査に入る予定。