日出町が川崎工業団地説明会

地元住民に造成工事の事業説明を行った

 日出町は、旧日本テキサス・インスツルメンツ株式会社日出工場跡地「川崎工業団地」の北側用地について、企業誘致を推進するために造成事業を実施することから地元説明会を18日午後7時、川崎体育館で開催した。約20人が出席した。
 川崎工業団地北側用地は、3区画ある。第1区画約1万平方㍍、第2区画約3万5千平方㍍、第3区画約9300平方㍍。第3区画はすでに平地となっているため、今回の造成工事は、第1・2区画が対象。総事業費は約2億6千万円で、財源は、まちづくり基金を活用する。工場棟にはすでに4事業者が事業を行っている。
 藤本周司まちづくり推進課長が「平成25年6月にテキサスが撤退し、工場用地として取得して10年が経過しています。北側の大部分が手つかずになっており、参入を希望する企業は、早期操業を希望するところが多い。造成工事をして誘致したい。キタンのない意見を聞かせていただきたい」とあいさつ。
 豊田博都市建設課長らが、工事概要を説明。用地は高低差があるため、第1区画と第2区画は段差で区切り、区画内を平地にする。また、周辺道路の一部の幅員を広げることや、敷地内の樹木の伐採を行うことなども説明した。
 出席者からは、周辺道路の渋滞を心配する声が多く出た。