
チャリティー演奏会が行われた
別府市出身で、フランス在住のホップウッド祥子さん(52)が10日、八幡朝見神社境内にある茶房萬太郎、大分市の道の駅たのうらら、別府市の山田別荘で佐賀関大規模火災の復興支援チャリティーコンサートを開催した。
ホップウッドさんは別府市生まれで東京育ち。6歳の時から琴を習い、英国人と結婚をしてフランスに移住した。パリでジャパンエキスポのオープニングで琴の演奏をしたのをきっかけに、琴の演奏や着物着付けなどで活躍している。帰国する用事があり戻ってきた時に、別府市が移動型温泉施設「幻想の湯」で入浴支援をしたニュースを見て「他人事ではない。何かしたい」と思い、知り合いに声をかけてチャリティーコンサートを企画。
「突然火災で住む場所を失い、復興の目途もたたない。何でもいいからしたいと思い、ご縁があって会場を貸してくれたり、一緒に演奏をしてくれるなど多くの人が協力してくれました。皆で助け合う意識を持つことが大事だと思う。明るく、負けずに頑張ろうという気持ちを送りたい」と話す。
山田別荘での演奏会には、ホップウッドさんの他、篠笛のてらほしひろこさん、原千砂子さん、立花美恵子さん、笠原綾乃さんが琴で出演。諦めない気持ちを歌詞にしたアニメ「鬼滅の刃」の「竈門炭治郎のうた」をみんなで歌い、被災者へエールの気持ちを込めた。
チャリティーコンサートは13日午前10時から、市立山の手小学校体育館でも行われる。PNOYーZジャズCOCON&ANRI(チアダンス)とpenguin ballet studio(バレエダンス)がオープニングを務め、ホップウッドさんが琴演奏を行う。入場は無料だが、会場には義援金箱を設置して協力を呼びかける。
集まった義援金は、大分市に寄付する。
